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【日本をリードする経営者・本田正和の挑戦】採用を通して企業の経営課題を解決し、過去から未来へと縁を紡ぐ

SAMURAI CEO2025

株式会社縁
代表取締役

本田 正和

2011年に個人事業主として起業し、イベント事業を運営。その後、2013年に株式会社リクルートに入社し、不動産部門のセールスチームに配属。2016年に株式会社Hajimari(旧・ITプロパートナーズ)に転職し、セールス担当と採用責任者を兼務。2022年に独立して株式会社縁を設立し、「誰もが働きがいのある社会を創る。持続可能な経済発展に貢献する。」をビジョンに、採用支援サービスなどを手掛けている。

経営戦略の実現に向けて採用を通じて組織づくりを支援

株式会社縁(えにし)のミッションは「過去を紡ぎ、未来に繋ぐ」です。

私は、過去の自分が現在の自分の礎となり、現在の自分が未来の自分を創っていくのだと考えています。

企業にも同じことが言えて、弊社のお客さまである企業がこれまで築き上げてきたものを、しっかりと未来へと紡いでいくご支援をしたい。そう考えて「縁(えにし)」という社名を名づけました。

現在弊社で手掛けている事業は、月額制の新卒採用支援サービス「TACHiAGE」と、問い合わせフォーム営業代行サービス「APOL」の2つがあります。このうち主力事業として力を入れているのがTACHiAGEです。

TACHiAGEは、ベンチャー企業から上場企業まで、成長企業の新卒採用支援に特化したサービスです。

事業経験を持った採用のプロチームが、経営戦略に基づいて採用戦略の設計から実行、そして改善までを一気通貫でサポートします。クライアントにとって最適な採用の仕組みを立ち上げて推進することで、経営戦略の実現に向けた組織づくりが可能です。

具体的なサービス内容は、書類選考やスカウト送付、面接の日程調整や問い合わせ対応のような実務にとどまりません。

その前段として、経営理念を採用メッセージに落とし込んだり、採用市場での強みを整理したり、顧客の求めるターゲット層に見合った自社ならではの求人媒体を選定したりなど、総合的なサポートを提供しています。

採用後もデータ分析や募集要件、ターゲットの見直しなどの改善を重ね、最終的には採用業務を仕組み化することを目指します。

私が思うに、人事領域に絶対的な正解はありません。だからこそ、弊社では「何のための採用なのか」という目的意識を大切にしながら、企業や学生に対してアプローチするよう心がけています。

その目的に向けた最適解を実現したい未来から逆算して考えることが、採用活動を成功に導くためのカギなんだと思います。

採用業務を軸に、企業の成長に寄り添うパートナー

TACHiAGEの支援は、企業が目指す経営戦略を理解・整理した上で、理想的な組織づくりのためには何が必要か検討することからスタートします。

人財の採用後も「どのような活躍をしてもらえばいいか」という、いわば出口戦略についても考えており、単なる採用代行ではなく、企業を伴走支援する形を大切にしています。

また、どのような採用手法や求人媒体が最適かは、企業によってさまざまです。弊社では複数の求人広告会社とパートナー契約を結んでいますが、マージンの高い会社を優先的に提案するようなことはしません。経験則だけでなく最新のトレンドも踏まえた上で、クライアント目線に立ったフラットな提案を徹底しています。

支援チームではインターン生も活躍中なので、学生目線を生かしたサービスが提供できることも強みですね。

現在、クライアントのサービス継続率は8割を超えています。新卒採用の仕組みが整ってからも、「次は中途採用を強化したい」「人事担当者を育成したい」など、さらなるサポートをご依頼いただくケースが多いです。

創業当初は苦戦することも多かったですが、弊社が目指すビジョンをしっかりと周囲に打ち出し、従業員とも思いを共有できるようになってからは、価値提供の幅がより広がったように思います。とはいえ、まだまだ試行錯誤は続けていくつもりです。

将来にワクワクできる人を増やしたい。理想を追い求めて独立へ

実は私には、家庭の事情で大学進学を諦めざるを得なかった過去があります。

進学を前提としたキャリア設計が崩壊したことで「それならばいっそ起業しよう」と決意し、経験も人脈もお金も無いゼロからの状態で、イベント関連の事業を立ち上げました。

事業は順調に拡大し、年商2億円を売り上げるほどに成長しました。しかし、この頃の私は業績を伸ばすことに気を取られ、組織や従業員のことを大切にできていなかったんです。結果、事業よりも先に組織が瓦解してしまいました。

その失敗から組織づくりに関心を抱くようになり、多くの起業家を輩出している株式会社リクルートに入社しました。その後、さらに視野を広げるため、前職の株式会社Hajimari(旧・ITプロパートナーズ)に転職。そこで、思いがけず採用業務を担うことになりました。

ここでの採用責任者としての経験は、採用が組織づくりの基盤になるという確信をもたらしてくれたと思います。

会社の経営は、事業と組織の両輪があってこそ。組織づくりが盤石でないと従業員が活き活きと働けず、経営も成り立たたなくなってしまいます。

一見すると当たり前のことのようですが、私自身も身をもって痛感したことだったこともあり、改めてここで採用の重要性を認識しました。

一方で、私の中ではある夢も膨らんでいきました。それは、仕事を通してワクワクした将来を描ける人を増やしていくこと。働くことに使命感や目的意識を感じて愉しいと思えれば、その人の人生はきっと豊かになるはずです。その夢をもっと突き詰めていきたいと考え、前職から独立して採用支援のサービスを立ち上げる決意をしました。

私は社会人にとっての青春時代は、ファーストキャリアである最初の3年間だと思っています。それを踏まえ、現在では企業側が働きがいを提供できる環境を整えられるようなアプローチに取り組んでいるところです。

また、近年中に学生側への働きかけも強め、働くことを愉しめるようなマインド形成のサポートにも挑戦する予定です。

企業と人材との溝を埋め、誰もが働きがいのある社会を

弊社では、自分の人生をより豊かにするために、使命感や目的意識を持って仕事に挑戦できるメンバーが活躍しています。また、人材にフォーカスした会社のため、「人」が好きなお節介さんが多いですね。他人と自分を切り分けず、何事も自分ゴトとして捉えて行動できるのが私たちの強みです。

昨今は「働くこと=つらく苦しいもの」と考える人が多いように感じています。そのような時代だからこそ、何か実現したい目標がある人と一緒に働きたいと思っています。もちろん、仕事に限った目標でなくても構いません。

また、クライアントが抱える課題や要望にしっかりと向き合い、応えていこうと夢中になれるかどうかも大事なポイントです。そして、大きな成功以上に大きな失敗の経験を重視したいですね。

当たり前のことかもしれませんが、素直で真面目な人柄も大切にしています。組織づくりの基盤を預かる以上、私たちが不誠実であってはいけません。さまざまな価値観を素直に受け止めることも、社会で活躍していくには欠かせない点だと考えています。

現在、人材不足と働きがいの喪失が深刻化しています。人手不足で企業の成長にブレーキがかかる一方、自分の魅力を発揮できる職場に出会えていない人も多いはず。

世の中には素敵な企業も頑張りたい人材も多いのに、両者の間には大きな溝があります。このギャップを埋めていくことが、私たちの使命だと考えています。

さらに言うと、人手不足が叫ばれる昨今でさえ、人材業界ではさまざまな競合他社が群雄割拠しています。

そのような中で弊社のサービスを選んでもらうためには、なぜ弊社でなければならないのか、弊社がどんな世界を実現していきたいのか、明確なビジョンを持って体現していかなければならないと思っています。

また、それと同時に弊社のメンバーには、業務を通じて自身の市場価値を高めていってほしいです。もし弊社を卒業する時が来ても、どこでも通用する人材に成長できる環境は整っていると自負しています。

特に、弊社の業務では多様な業界や成長フェーズの企業の組織づくりに携われるため、幅広い経験が積めることは間違いありません。

変動の激しい情勢の中、今がまさに時代の変わり目です。弊社では失敗を恐れず、これからの日本の未来を紡いでいけるようなチャレンジを続けていきます。私たちの思いに共感し、自分自身の人生も変えていきたいと思った方は、ぜひご連絡ください!