株式会社G-KIT
代表取締役
北九州出身。大学卒業と同時に上京し、GMOインターネット株式会社で広告営業や海外でのスマホアプリのパブリッシング事業に携わる。その後、スマホアプリの集客や広告を経て、2015年に株式会社G-KITを創業。ASO対策(App Store Optimization)サービスを中心に、世の中の最先端を行く事業を多数展開中。
学生時代の当時、私は地元が好きだったのもあり、旅行以外で地元以外の地域に行ったり、住んだりしたことがありませんでした。
ただ、心のどこかで「もっと広い世界でチャレンジしたい」「新しい世界でビッグになりたい」という気持ちがあって、大学卒業と同時に上京することを決意しました。
インターネット業界に興味を持ったのは、たまたま参加したGMOインターネットのセミナーがきっかけです。当時はまだインターネット黎明期だったこともあり、新しい可能性を秘めた業界に惹かれたのを覚えています。
そして、大学卒業後はGMOインターネットに新卒で入社し、広告営業を3年ほど経験。一番になりたいという気持ちが強く、入社2~3年目にはトップセールスにまで昇り詰めました。
その後、社内公募に応募して海外事業部へ異動し、今のG-KITでも行っているスマホアプリ関連の事業を経験します。最初は、アプリストアやスマホにアプリをプリインストールするパブリッシング側の仕事をしていたのですが、最終的にはスマホアプリの集客や広告運用にも携わっていました。
独立を考えたのは、サラリーマン時代にふと「60歳になったときに今のままじゃ人生で何も成せないな」と考えたのがきっかけです。
会社員のまま60歳になったとき、トップセールスでいることは難しいだろうし、退職金もない、老後にもらえる年金には限りがある、そんな未来を想像したとき「自分で会社をやって、もっとと人生を豊かにできるくらい稼いでやろう」と思い、独立を決意しました。
この気持ちは今も変わっていなくて、弊社のスローガンである「未来を本気で」という考え方にもつながっています。実際に、社員にも日ごろから自分の未来を本気で考えて、達成したいことや夢のために今すべきことは何かをよく考えるように伝えるようにしています。
そのおかげもあってか、社員には目標から逆算するという考え方が根付いていると思いますし、各々仕事上の目標を最低限達成したうえで、人生の目標とか夢のためにプラスアルファで動いている印象です。
私の思いとしては「仕事を通じて人生を豊かにしてほしい」というのが一番なので、そういう考え方の社員が多いのは、弊社の特徴かもしれません。
「たくさん稼いで人生を豊かにする」という思いで独立したはいいものの、創業期にはたくさんの苦労も経験しました。
特に、従業員を雇ってからしばらくは赤字が続いたのが辛かったですね。創業当時は1人で事業を行っていたので収入的にも大きな問題はなく、成果が出なくても自分の収入が減るだけだったのですが、人を雇ってからは成果に関わらず給料を払わないといけない。自分のお金を使って人を雇う難しさを感じました。
ただ、そんな中でも当時盛り上がり始めていたYouTubeに着目し、プロダクションやプロモーション事業を展開したことで、流れは好転していきました。YouTube関連の事業の売上が安定しているうちに社員も成長し、ASO事業も伸びてきたことで、会社の経営も安定していったという流れですね。
その後、所属していたYouTubeクリエイターの炎上などもあり、数千万規模の案件がなくなったり、事業をクローズしたりと、かなり大変な時期もあったのですが、そのころにはASO事業が安定していたので、その後はASO事業に注力し、今に至ります。
目の前の仕事をがむしゃらにやることはもちろん、新しい業界やトレンドについても常にアンテナを立てていたことが、今の経営につながっていると思います。
私は趣味で筋トレをしているのですが、仕事も筋トレと同じように習慣化することが大切だと思っています。
筋トレと同じように、目標や基準を作ってPDCAを回していく、そうすることで少しずつ最終的な目標にも近づけると考えているからです。私の場合、創業期の大変な時期も常にPDCAを回し続けてがむしゃらに仕事をしてきたことで、なんとか経営を安定させられたというのもありますね。
あとは、習慣化することで、やるときはやる、休むときは休むというメリハリがつくのもよいところです。実は、社内にも筋トレができるジムのようなエリアを設けているので、筋トレがきっかけで習慣化やメリハリの重要性に気づいてくれる社員がいてくれたらうれしいですね(笑)
現在弊社では、ASO事業を中心にさまざまな事業を展開していますが、実は今後の展望については、まだ方針が定まっていないのが実情です。
ただ、これまでと変わらないのは「新しいことに挑戦し続ける」ということ。例えば、最近は生成AIなどがトレンドですが、そういった時代の最先端を行くものを絡めて、価値を提供できる会社にしていきたいですね。
そして、その結果として社員の人生が豊かになることを目指したいと思っています。
特に、近年では「仕事」と「日常」を切り取って「ワークライフバランス」という言葉が使われがちですが、日常ではなく、もっと人生全体と仕事をどう両立させていくかを考えてほしい。
日々の仕事と生活は大変でも、新しいことに挑戦し続けてPDCAを回し続けることで成長につながっていく、会社の業績が上がれば給料が上がって人生が豊かになっていく、そんな風に仕事ができる環境を提供したいですね。
私は、採用においてどれだけ熱量を持って仕事に取り組めるかを重視しています。なぜなら「熱量があれば何にだってなれる」と考えているからです。
また、仕事にかかわらず、何らかの成果や成長を目指すときは「才能×時間」という考え方が大切だと思っています。極端な話ですが、どんなに才能がなくても、時間をかけてPDCAを繰り返していけば天才にだって勝てる。それってつまり、泥臭く熱量をもって取り組めるのが一番強いということですよね。
だからこそ、夢や目標があって、それに向かって熱量をもって取り組める人であれば、ぜひ弊社に応募してみてほしいですし、私自身も一緒に働いてみたいと思います。今いる社員もそうですが、5年後10年後は、そういった熱量がある社員であふれる会社にしていきたいですね。