株式会社あどばる
代表取締役
1979年生まれ。大学卒業後、不動産企業に入社。その後株式会社Seven Signatures にてTrump tower Waikiki プロジェクトに携わり、1日あたりの売上高のギネス記録を樹立。担当役員として学んだスペースシェアリング事業の経験を活かし、飲食・宿泊・会議などの時間貸しの事業を営むため、2008年に株式会社あどばるを創業。
当社の主力事業は「スペースシェアリング事業」になります。
スペースシェアリング事業についてざっくりと説明すると、当社が運営する「スペース」を貸会議室やセミナー会場、パーティー会場としてお客様にご利用いただく事業です。
そんなスペースシェアリング事業に参入したのは2014年。
飲食店向けの物件紹介サービスを運営しているなか、駅近と好立地ではあるものの裏路地で人通りに乏しく、飲食店舗として貸すには難しい物件を事業化できないかと考えていました。
当時、車や場所を個人間でシェアするシェアリングエコノミー市場が徐々に大きくなっていました。そこで、飲食店に貸すのが難しい裏路地物件をシェアするレンタルスペースにすることを思いつき、事業化したのが参入の経緯です。
初めは法人・個人問わず、ラウンジやイベントスペースなどの小型スペースをレンタルしており、人の配置はせず場所だけを貸すような形で、コールセンターで予約対応を行っていました。
その後、本格的な貸し会議室やパーティスペースの出店も行い、現在では300拠点以上までに拡大し、会社の主力事業となるまでに至っています。
しかし、常に順調に成長していたかと言うとそうではありません。
スペースシェアリングはリアルで行われているものなので、コロナ禍ではそもそも人が集まることができないということもあり、過去の数字とは比較にならないほどの大きな損失が出ました。
ピンチの後にはチャンスが訪れるもので、コロナ禍があったことによって今は「フレキシブルオフィス市場」が拡大し、当社にとっての大きな好機となっています。
フレキシブルオフィス市場とは、従来の固定的なオフィス空間とは異なり、柔軟性や効率性に特化した新しいオフィス形態を提供する市場のことです。当社の手掛ける貸会議室や時間貸しスペースも、その市場の中に含まれます。
そんなフレキシブルオフィス市場ですが、2030年には今の30倍の規模になると言われています。
当社のスペースシェアリング事業もこの好機を活かしてビジネスを加速させ、空間シェアリングビジネス No.1企業を目指していきたいと考えています。
当社のスペースシェアリング事業が他社と違うところは主に3つ。
1つ目は、当社の貸会議室やレンタルスペースが、会社の会議室らしさよりも、イベントスペース的な内装を心がけていることです。
一般的な貸会議室は、会社の会議室をそのまま別の場所に移したような、そういった印象を受けるものばかりではないでしょうか。
一方当社の場合、お洒落なカフェを貸し切っているような内装で、蛍光灯を使うのではなくダウンライトを使ったり、椅子やテーブルも無機質なものではなくお洒落や洗練されているかどうかにこだわったりしています。
会社の会議で使うスペースだったとしても、会社っぽくない雰囲気をあえて出すことで、他社との差別化を図っています。
そのような内装を取り入れている裏には、都内で気軽に非日常感を楽しんでいただきながら、新しいアイデアが生まれるようなクリエイティブな空間にしたいという思いがあります。
2つ目は、料理(ケータリング)へのこだわりです。
スペースシェアリング業界の大きな課題のひとつに料理が挙げられると考えています。
例えば貸会議室を借りて、そこで会議後に懇親会となった場合、チェーン店っぽい揚げ物ばかりが出てくるようなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
一方で当社の場合、そこで提供される料理にもこだわりがあるのが特長です。
料理はビュッフェ形式を採用しており、プランはプレミアムプラン、スタンダードプラン、カジュアルプランの3種類からお選びいただけます。
どのプランにおいても味の面であったり盛り付けの面であったり、他社とは一線を画すものを提供していると自負しています。
最後に3つ目の違いは、コストパフォーマンスの面です。
「内装もよく料理も他とはちょっと違う、なのに安い。」という”コスパ”の良さが他社との大きな差別化ポイントで、お客様からも特に喜ばれているところです。
抜群のコスパで提供できている背景には、当社がスペースシェアリング事業とは別に不動産事業やケータリング事業も運営していることなどが挙げられます。
現在、スペースシェアリング事業は非常に好調で、今後5倍10倍と売上を拡大していく予定です。フレキシブル市場自体が拡大をしているという背景もあり、簡単ではないですが十分達成可能だと考えています。
主力事業が好調のため、今後柱となってくる不動産事業とM&A事業の新たな2事業についても準備中です。
これからは、スペースシェアリング事業の柱が一つ、不動産とM&Aの事業がそれぞれ新たな柱になるというような展望になっています。不動産事業、M&A事業はそれぞれスペースシェアリング事業と同じぐらいの規模にしていきたいです。
会社としては拡大期で、これから新たなチャレンジをしていく状況なので、新しく入社をしてきてくれる方にもチャンスが多い環境になると思います。
当社は、がんばった人や成果を出した人がその分しっかりと報われるような会社であり続けたい。また”成果を出すためにがんばってくれる方”、”コミットしてくれる方”と一緒に働きたいと考えています。
会社としては、ここ数年新卒採用を行っていなかったのですが、今後はどんどん若い人たちに入ってきてもらって柱となって活躍してもらいたいと考えています。
学生のみなさまには、無限の可能性や選択肢があるかと思います。その中から、当社を選んでいただけるのは大変うれしいことだと感じています。
軸となって一緒に会社を伸ばしていける、そんな人からのご応募をお待ちしています。