SAMURAI CEO 100
SAMURAI CEO 100

【日本をリードする経営者・梅景匡之の挑戦】想いの強さが未来を切り拓く

梅景様プロフィール写真

UUUM株式会社 代表取締役社長執行役員
梅景 匡之

1978年、千葉県生まれ。2001年、通信関連会社に入社。在籍中に上場を経験後、2007年に東証一部上場企業へ転職し、移動体通信事業において直営店200店舗以上の責任者等を歴任。2007年、同社統括部長、グループ会社取締役に就任。事業開拓、アライアンス、商材開発などの経験を経て、2014年、未知なる分野への挑戦と動画ビジネスの魅力に惹かれ、UUUM株式会社へ入社。2022年に代表取締役に就任。

クリエイターと共創し、個人が活躍できる場を広げる

UUUMインフルエンサーギャラクシー事業

弊社は、クリエイターとともにビジネスを創造していく、「ビジネス共創企業」です。インフルエンサー・ギャラクシー・ビジネスとして個人経済圏の拡大を目指しています。その軸となるのが「インフルエンサー・ギャラクシー」と「コンテキスト・ドリブン・マーケティング」の2つの事業です。

インフルエンサー・ギャラクシーはマネジメントを中心として、クリエイター起点のコンテンツづくりやイベント、ブランド立ち上げなどを行い、多様なプラットフォームで活躍するインフルエンサーを生み出します。そして、コンテキスト・ドリブン・マーケティングはインフルエンサーマーケティングの延長で、クリエイターの背景(コンテキスト)やこれまでに積み重ねてきたことなどの文脈を理解して、それをマーケティングに活かしていく事業です。対象としているクリエイターのジャンルはさまざまで、これまでに登録者数100万人越えのクリエイター75chを含む、合計約13,000chのクリエイターの支援活動を行ってきました。

こうした事業を進めるうえで私たちが大切にしている価値観は「共創」です。もちろん、クリエイター自身の実現したいことを形にするのも大切ですが、彼らが持っているインフルエンス力やエンゲージメントを生かして、やりたいことをどう一緒に作っていけるかを考えます。会社にとってクリエイターは一番の財産なので、その彼ら自身を起点にビジネスをすることが非常に重要なのです。

そして、そのように人を起点としたところから広がっていくのが、弊社の事業の面白さだと思います。クリエイターに限らず、社員や他の企業、クリエイターのファンなど、さまざまな人の関わりによって新たなものが生み出されて、またそれを起点として広がったり、つながりができたりします。また、市場の変化が早い業界であり、前例があるようなビジネスモデルでもないので、やることひとつひとつが新しいものであることも面白いポイントです。

これからの変化に動画ビジネスの面白さを感じた

私は入社して10年になりますが、最初に動画ビジネスに興味を持ったのは子どもがきっかけでした。私はもともとYouTubeではスポーツや音楽くらいしか見ることがなかったのですが、当時小学生か幼稚園くらいだった子どもたちは日常的にYouTubeを見ていました。彼らは歳を重ねるごとに見るコンテンツやチャンネルが変わっていき、その中でテレビの存在感も徐々に変化していました。子どもを通してそうした変化を見る中で、若い人たちの嗜好や、動画そのもののあり方がこれから変化することを感じ、動画のビジネスに面白さを感じたのです。

今でこそ個人で動画投稿をしたりSNSで発信したりすることは当たり前になっていますが、10年前の当時、一個人が自分で動画を撮って編集して投稿するようなことは今ほど身近ではなく、私自身も事業としてもなかなか考えられないようなことでした。でも、この10年で実際に動画ビジネスに関わって、個人の作り出した動画が世の中に広がっていくのを見るのは非常に面白かったですね。

2022年に私はこの会社の代表取締役になりました。現在、クリエイターエコノミー協会の代表理事も兼任しているのですが、その中でインフルエンサーがずっと活躍し続けられ、また個人が活躍できるような市場環境作りをやりきらなければならないと思っています。また、グローバルな視点からもインフルエンサー市場はまだまだ伸びしろがありますし、成長途中な部分もあると思っているので、会社を成長させるためにも市場を創り出していきたいと考えています。

グループの力を生かして次なる時代変化にアプローチを

弊社は設立から11年目になりますが、最初は市場がゼロの状態から始まりました。10年前、釣りやサッカー、映画など、マスメディアでも取り上げられているようなコンテンツやジャンルはこれからYouTubeでも流行るのでは、と社内で話していたのを覚えています。というのも、当時デジタル化がどんどん進む中で、本や雑誌のアナログ媒体がデジタルに置き換わっていく流れがありました。それに、人の趣味趣向のようなもの自体は減らないですから、今後それが何に置き換わっていくかと考えたときに、動画なのではないかと考えたのです。

実際、YouTubeのユーザー数や投稿するクリエイターの数も圧倒的に増え、新たなジャンルやコンテンツも次々に出てきました。そして今やいろいろな競合や類似サービスが出てきたり、TikTokやX、Instagramなどのプラットフォームが出てきたりして、それが当たり前のように活用されているように変わってきています。また、コロナ禍によってライフスタイルや時間の使い方が大きく変化し、それまで地上波や映画館で見ていたものがNetflixやTVerなどに置き換わってきてもいます。今後は、そうした市場環境の変化に早くタッチしてどういうアクションを起こせるかがすごく重要だと考えています。そして、今後10年の時代の変化に対して、どうアプローチできるかも考えていかなければなりません。

弊社は2023年9月にTOB(株式公開買付け)によってフリークアウト・ホールディングスの一員になりました。彼らは海外にも拠点を持っていたり、よりテックの分野において進んでいたりするので、そういったところで事業シナジーを生み出すことで、国内から海外へ、またテクノロジーによって事業を促進するなどができるのではないかと考えています。これまで私たちができていなかった部分にグループの力を最大限に生かし、国内の市場をしっかり成長させ、また今後課題となる海外へと視野を広げていくことが今の目標です。一方で、これからそうした事業シナジーを含めていろいろ考えていかなければならないのですが、ここで一度原点に立ち戻り、事業の起点となるクリエイターに改めてしっかり向き合って、人を起点としたビジネスをどう作っていくのかを考えたいと思っています。

想いを持つ人の力が未来を切り拓く

UUUM集合写真

弊社はエンタメに関わる会社でもあるので、自分たちが面白い、楽しいと思うことをやりたいという社員が多く、新しいことにチャレンジする社風があります。また、自分たちの趣味や好きなことに触れたり、そこに近いところで仕事ができるような環境やチャレンジする機会があるのは、弊社で働くことの面白さだと思います。社員の中には、仕事を通じて好きなジャンルや好きなことに関わることを目標に持っている人もいますね。

そうした、好きなことや実現したいことに対して情熱を持っている人の力はすごく強いと思っています。弊社の経営理念は「想いの熱量でセカイを切り拓く」です。この言葉のとおり、想いの力が未来を切り拓くと思います。逆に言えば、そうした想いがなければなかなか実現できないこともあります。仕事を選ぶうえで、今置かれている状況だったり給与だったり、いろいろなことがあると思いますが、自分が一生懸命になれることや集中できることが1つでもあると、仕事の仕方ってすごく変わると思います。ぜひそういった場所を見つけてほしいです。

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