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【日本をリードする経営者・山岡大介の挑戦】挑戦者が挑戦しやすい場所を追い求めて

SAMURAI CEO2025

bizmote株式会社
代表取締役

山岡 大介

ウェブマーケティング事業を主軸としたベンチャー企業にてSMB向け新規開拓営業に携わった後、BtoB向けVR研修コンテンツを開発するスタートアップの立ち上げに従事。その後オンライン商談ツールの国内SaaSベンダーにて新規顧客開拓、既存顧客支援を行う。これまでの経験を通じて見えた日本企業の「営業」に関する根深い課題を解決したくbizmoteを発足。

多彩な現場経験から見えた「売り方不在」の課題

ウェブマーケティングの新興企業で新規営業を担当したり、VRを活用した研修サービスを開発するスタートアップの立ち上げに参画したり、オンライン商談ツールを提供する企業で新規顧客開拓から既存顧客支援まで手がけたり。多様な現場で試行錯誤を続ける中で、私はある問題を何度も目にしました。

それは「本当に良い商品やサービスがありながら、売り方が定まらず、市場にその価値が十分に伝わっていない」という現実です。さらに深刻なのは、経営陣が描く理想像と最前線で販売を担う実務部隊がうまくかみ合わないこと。

そこには本来なら営業の流れを設計し現場をまとめ上げる「営業マネージャー」が必要です。しかしその存在が不足しているため、せっかくの優れた商品が埋もれてしまうケースが後を絶ちません。

失敗から得た「しくみづくり」の本質

起業する前、私は一度スタートアップの立ち上げに挑戦し、大きな資金を調達して事業を始めました。しかし、そこで直面したのは「優れたプロダクトがありながら、売り方や市場に根づかせる仕組みが定まっていない」という状態でした。結局、その仕組みを十分に構築できないまま事業は失敗し、資金をすべて失う結果になってしまったのです。普通なら心が折れる局面ですが、この苦い経験がかえって「もう一度挑戦しよう」という強い意志を私の中に育みました。

その後、オンライン商談ツール企業での勤務を通じて、市場が急速に変化する中、必ずしも求められていない商品をどう売るかという「テストセールス」に何度も挑戦することになります。この過程で、私ははっきりと確信しました。営業とは単なる販売行為ではなく「お客様と商品を結びつける仕組み」を構築する行為そのものなのだと。

あのスタートアップ時代に不足していたのは、まさにこの「売れる仕組み」でした。その不足が失敗につながったからこそ、その後の経験で仕組みづくりの重要性を理解し、bizmoteの方向性を明確にすることができました。

bizmoteが描く「上流から下流までの総合サポート」

そこで弊社では、市場リサーチや仮説検証から顧客接点づくり、電話やオンラインでの提案、対面での商談、受注後のお客様満足度向上まで、事業を伸ばすための流れをすべて支えます。

こうして上流から下流までを一貫してサポートすることで、経営者の戦略と現場が求める指針を太い軸でつなぎ、組織に欠けている「営業マネージャー」的な機能を補います。これにより「良い商品を持っているのに売れない」という状況を打破し、企業が着実に成果を上げられる営業体制を整え、仕組みづくりからサポートする体制を整えております。

「挑戦しやすい土台」を社会に広げる長期ビジョン

将来的には、営業だけでなく、開発、人事、事務など、事業成長に必要な人材を幅広く育てて揃えることで、企業や個人が挑戦しやすい“土台”そのものを提供したいと考えています。

私が最終的に描いているのは、失敗しても叩かれず、「次はこうすればいい」と背中を押してくれる社会。「新しい価値観や手法が行き渡り、挑戦者が輝ける街」を、20年かけてでも実現したいと強く願っています。

「新しい価値を、すみずみまで」――仲間を求めています

弊社は「やるべきことを見極め、すぐ動き、期待以上の結果で驚かせる」という価値観を重視し、「新しい価値をすみずみまで届ける」という使命を掲げています。経営者や役員クラスの方々と直接対話し、戦略やビジネスの土台づくりに関わり、自分の得意分野を突き詰めて社会に還元したい方にとって、bizmoteはまさにうってつけの環境です。

将来的には幹部や役員へステップアップする道も開けていますし、一つのことに真剣に打ち込み、突き詰める才能を持った仲間と一緒に、未知の未来を切り拓いていけることを、私は心から楽しみにしています。