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【日本をリードする経営者・伊勢隼人の挑戦】ITを通し、企業や人の未来を「引き寄せる」架け橋に

SAMURAI CEO2025

HIKIYOSE株式会社
代表取締役

伊勢 隼人

1993年生まれ、茨城県日立市出身。中学卒業後、地元の高校を中退し、16歳で上京。男性向けファッション誌「men’s egg」のモデル兼アパレル店員として活動するかたわら、都内の通信制高校に通い、卒業後は米・サンフランシスコに留学。帰国後、建築・不動産会社でのトップセールスを経て、2022年にHIKIYOSE株式会社を設立。販売代理店事業やSNSを主軸としたマーケティング事業を中心に展開している。

企業や店舗の課題を解決する営業のプロ集団

HIKIYOSE株式会社は2022年の設立以来、パートナー企業の商材の拡販を支援する販売代理店事業と、Webマーケティングによる集客支援事業をメインに手掛けてきました。

販売代理店事業では、さまざまなセールスパートナー企業が売り出すSaaSやマーケティングツールなどを取り扱っており、インサイドセールスやテレマーケティングによって潜在的な顧客を掘り起こし、これらの商材を全国に広げるお手伝いをしています。

魅力的なサービスを提供する企業は数あれど、営業を自社要員だけでまかなうのは簡単ではありません。そこで必要となるのが、弊社のような営業のプロフェッショナルです。

集客支援事業では、SNSを主軸としたマーケティングやホームページの制作・運用を通し、店舗のオーナー様が抱える困りごとを解決します。取引先は、中小規模の飲食店や美容室、エステなどがメインです。Web制作は年間3,000件の制作実績を持つ専門チームが担当し、毎月20~30件のペースで着実に受注を伸ばしています。

「個の影響力」が強まった「個」の時代に、ITを通して夢を持つ人材や企業が思い描く未来を「引き寄せる」お手伝いをすること。それが、弊社が掲げる大きなミッションです。

SNSなどのソーシャルメディアが発達している今の時代って、誰もが個人で情報を発信できるじゃないですか。そんな移り変わりの早い時代の中で、弊社が得意とするWebマーケティングによってお客様の課題を解決し、夢を引き寄せるための架け橋になりたい。このミッションには、そんな思いが込められています。

弊社も従業員を抱える営利法人である以上、利益を出すのは当然のことです。しかし、目先の売り上げにとらわれるような経営をする気はありません。お客様が本当に求めるものを汲み取って提供し、長くお付き合いしていただけるような会社でありたいですね。

こだわりの自社ツールで、顧客が本当に必要とするサービスを

2024年4月には、Webマーケティングを総合的に支援する「RADICAL」という自社ツールをリリースしました。ホームページの制作やメンテナンスに加え、SNS運用のサポートなど、Webマーケティングに必要な機能を一体化したサービスです。

Webマーケティング業界は、ホームページ制作を商材とする会社がとてもいのですが、多額の費用で数年単位のリース契約を結んだ割に、肝心のホームページの内容は薄いという例も残念ながら少なくありません。

また、今の時代はホームページよりも、お店を検索・予約できるポータルサイトや口コミサイト、SNSを見て来店する人の方が圧倒的に多いはず。いくつもチェーン店を経営する大手ならともかく、街の飲食店や美容室が何ページもあるホームページを作る必要性はあまり無いですよね。ホームページのボリュームに費用をかけるよりも、ポータルサイトや口コミサイト、SNSとうまく連動させた方が、集客ツールとしては効果的です。

RADICALの強みは、このようなお客様にとって本当に必要な機能を一貫して提供できることです。お客様のニーズに合わせたホームページを制作し、必要に応じて管理画面をカスタマイズするほか、SNSもアカウント作成から投稿までサポートし、インフルエンサーによるPRなどのオプションを通して、さらにマーケティングを強化することもできます。

弊社は設立以来、SNS運用やホームページ制作のノウハウを培い、お客様の課題解決に役立つ手段を取り揃えてきました。RADICALは、そんな弊社だからこそ提供できるツールです。今後もサービスを拡充し、他の事業とも掛け合わせながら、お客様への提案の幅を広げていきたいですね。

失敗も糧に。経営者としての素質を磨いた10~20代

私は自分で言うのもなんですが、かなり特殊な10~20代を過ごしたと思います。中学時代はサッカーに打ち込みましたが、挫折して16歳で上京。いわゆるギャル男で、雑誌モデル兼アパレル店員として働いていました。

半ば家出のように上京したため、周りの同年代よりも一足先に自分で稼がなくてはいけない環境だったのは間違いありません。当時流行っていた個人ブログでPV数を伸ばすなど、とにかく発信力を磨くのに必死でしたね。どうすれば注目されるか考えたり、幅広い情報をキャッチしたりする習慣は、この頃に身についたように思います。

また、上京後にたまたま出会い、自宅に居候させてもらっていた先輩からの影響も大きいです。まだYouTuberという言葉も無い時代に動画配信の可能性に目を付けるなど、先見の明がある人でした。現在、その先輩は上場企業を経営していて、今でも付き合いは続いています。まさしく経営者としての師匠のような存在です。

現在の経営スタイルにたどり着くまでには、大きな失敗もありました。実は弊社を立ち上げたのは2社目なんです。その前は不動産の売買の仲介などを請け負う会社を起業し、対面でのフィールドセールスに奔走していました。

当時は人材育成が苦手で、社長である自分が一番のプレイヤーという状態でした。そんな中、私が受注した案件で4,000万円の未払いが発生。なんとか金策をして乗り切ったものの、今のままでは組織として成り立たないという結論に至りました。

みんなが一定の利益を上げられる業態とは何か。それを考えて行き着いたのが、現在の弊社の営業スタイルでした。コールセンターのように営業トークをある程度パッケージ化し、明確な目標に向かって一人ひとりが指標を達成することで、再現性を確保する仕組みです。

まるで漫画のような大失敗でしたが、それを20代前半で経験できたことは、間違いなく現在の糧となっていますね。

「お金を稼ぐ楽しさ」を学べる会社に

弊社では現在、20人近くの従業員が働いています。平均年齢はおよそ28歳で、個性的な面々が活躍しています。経営陣とも距離が近く、風通しの良い社風だと思います。

私は弊社の従業員には、自分でお金を稼ぐ強さや楽しさを学んでほしいと思っています。そこで、各従業員がどれくらいの収益を上げられているかなどの数字を見える化し、自分がどれだけ会社の経営に関わっているのか肌で感じてもらうようにしています。

とはいっても、厳しいノルマで縛るのではなく、あくまでゲ_ーム感覚で楽しめるような工夫をしているのでご安心ください。このような数字を見て、自分が会社にとってどれくらいの価値があるのか考えながら働くことは、必ず将来の力となるはず。大きい企業ではなかなかできない、ベンチャーならではの経験だと思います。

弊社は設立以来、毎期200%の売り上げアップを実現してきました。今後も、販売代理店事業とRADICALをはじめとする自社サービスを拡充し、あと2期で「年商10億円」という目標を目指して規模を拡大していきます。個人的にはようやく戦いの準備が整ったという感覚で、まだまだ満足はしていません。

こうした成長スピードこそ、弊社の魅力です。完成された企業では味わえないような裁量のある経験ができるし、一つの会社が大きくなっていく過程を一番間近なところから見ることができます。すごく刺激的だと思いませんか?

弊社では、学歴や経験は一切気にしません。苦手なことは誰にでもありますが、それをカバーできるくらいに自信を持てる強みがある人。そして、何事も諦めずにやり切れる人にはうってつけの環境です。自ら夢を引き寄せ、未来を切り開いていく。そんなバイタリティにあふれた方々のチャレンジをお待ちしています。