株式会社THAN 代表取締役
織田 裕貴
1988年茨城県生まれ。2012年に大手飲食店企業に入社し、フレンチレストランやバーテンダーなど飲食店の基礎となる部分を学ぶ。2013年渋谷エリアの最年少マネージャーに抜擢される。その後も常に数百店舗ある中でも営業成績はTOP10以内であった。2017年株式会社THANを設立し、京都を中心に22店舗の飲食店を運営している。また、滋賀県の番組にてフードプロデューサーを努めていたり活動は多岐にわたります。現在はＦＣ事業やマーケティング事業、さらには教育事業に力を入れだしており今後のさらなる活躍に期待されている。
満足度への追求
2017年4月に株式会社THANを設立。1号店である焼肉店「肉屋の台所」をオープンし順調に売り上げを伸ばし、「オリジナルブランド」の設計を始める。当時、起業したばかりでお金に余裕があったわけではありませんが、おいしい料理やおいしいワインを飲むことがとても好きで幸せな時間でした。そこで、普段は5,000円、6,000円以上かかってしまう食事が3,000円台で楽しめたら、、、そんな思いを抱くようになりました。何か京都には未だない新しいお店を作りたい！自分と同じ思いを持っているお客様が満足できるお店を作りたい・・・そこで浮かんだのが「お酒をほぼ原価」で提供することでした。もちろん「安かろう、悪かろう」これでは満足していただけないので、良いウィスキーやワインも多く取り揃えました。また、私の考える飲食店の基本は「美味しい」「早い」「安い」「楽しい」ですので今の看板商品である「シカゴピザ」や「ラクレット」などお客様に楽しんでもらえることも忘れず、完成したのが弊社のメインブランドである「原価ビストロチーズプラス」です。
コロナ禍でのピンチをチャンスに
1号店がオープンし、やはり「お酒がほぼ原価」であることと「シカゴピザ」が目新しく予約が殺到しました。私自身も店舗に立ち多くのお客様と関わる中で「このブランドは絶対に人気になる」と確信しオープンして半月で2店舗目の出店を決めました。今となっては当たり前ですがこの当時に「インスタグラム」が走り出した時で「シカゴピザ」が相性がよくさらなる火付け役となりました。3店舗までの出店は本当にトントン拍子でした。
2020年COVID-19により、飲食業界は大ダメージを受け緊急事態宣言により営業を続けることが非常に困難で、解除後も外食に対する抵抗が続き厳しい時期が続きました。しかし、下を向いていても良くないとピンチをチャンスに変えようとコロナ禍といわれる3年間で10店舗の出店を行いました。この出店が功を転じ、コロナ明けにはテレビ出演の依頼も多くいただき、物価上昇にも負けずオープン当初の思いを貫いた「お酒をほぼ原価」で提供することで多くのお客様にご指示いただけました。また2023年11月にはFC1号店がOPENし、今後100店舗を目指し奮闘中です。
飲食事業の魅力について
飲食事業の魅力は、飲食に初めて携わった時から変わらず「お客様の笑顔が一番近くで見れる」ことだと考えます。お客様を思ってした事に対して、笑顔や感謝の言葉を直接いただけるというのは本当に一番素敵なことで飲食、サービス業の醍醐味だと感じています。
もちろん飲食業というのは、伴う労力もあります。それをいかにやりがいに変換し、お客様を思って行動ができるかということが大切になってくると思います。外食というのは「日本の文化」であり、なくならないものではありますが、飲食の流行りというのは時の流れとともに変わります。しかし「お客様を幸せにする」この思いはずっと変わらないものだと信じています。私たちは、飲食店というのはお客様はもちろんですが営業するための物資を提供してくださる業者様、そして一緒に働くスタッフみんなが幸せであることを大切にしています。弊社の飲食事業は関わる人の幸せを叶える魅力あふれる事業だと思います。
今後のビジョン
今後のビジョンは、飲食店としてお客様に幸せを届けるというのはもちろんのことながらこれまでの飲食店の在り方を生かしながらも、時代に合った集客方法や求められていることに対してしっかりとお応えできるお店作りにも力を入れていきます。
また、飲食という枠にとらわれず「マーケティング」と「教育」に力を注いでいきたいと考えています。マーケティングというのは、商材をよりよくするための手段だと感じており、すでに自社で活動がありますが本格的に始動しお店の魅力発信に力を入れていきたいと考えています。また「教育」に関してですが、これまでを振り返りやはり思うのは何よりも大切なのは「人」であるということ。店舗運営のみならず教育事業を通じて心をはぐくみ、社員だけでなく弊社で働くアルバイトさんが社会に出ても通ずる人へ成長していくことを目標にしております。最後に、私たちは飲食事業を皮切りに「関わる人を幸せに」できるトータルカンパニーを目指し取り組んでいきます。飲食の枠を超えて、事業を通じて幸せになる人を増やしたい。飲食はもちろん、本年度から始まるインバウンド事業、海外採用などの国外にも目を向けたビジネス、マーケティングや教育に興味がある方、幸せを追求する志のある方は、ぜひ弊社に来てほしいと思います。
